冬の大三角形とは
「冬の大三角形(ふゆのだいさんかっけい)」とは、冬の夜空を代表する三つの1等星を結んだ大きな三角形のことです。星座観察の入門にもよく登場します。
🌟 冬の大三角形をつくる三つの星
| 星の名前 | 星座 | 明るさ(等級) | 色の特徴 |
|---|---|---|---|
| シリウス(Sirius) | おおいぬ座 | −1.46等(最も明るい恒星) | 白く青みがかった光 |
| プロキオン(Procyon) | こいぬ座 | 0.38等 | やや黄色みのある白 |
| ベテルギウス(Betelgeuse) | オリオン座 | 約0.4等(変光星) | 赤みを帯びたオレンジ色 |
🌌 見える時期と方角
- 見頃:12月~3月ごろの夜
- 方角:南の空(特にオリオン座を目印に)
- 時間帯:夜8時~10時頃が見やすい
オリオン座の「三ツ星」を見つけたら、そのすぐ左上に赤いベテルギウス、
右下の明るい星がシリウス、
ベテルギウスとシリウスの間の上側にプロキオンがあります。
この3つを結ぶと大きな三角形が浮かび上がります。
💫 豆知識
- 夏の「夏の大三角形」とは対をなす存在で、季節を象徴する星の目印です。
- シリウスは地球から最も近い恒星のひとつ(約8.6光年)。
- ベテルギウスは赤色超巨星で、将来的に超新星爆発を起こす可能性があります。
なるほど、ベテルギウスは近いうちに消滅してしまうかもしれません。
2025.11.13




