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水不足とお米の出来、不出来の関係について

お盆も終了しましたが、しばらく日照りが続きます。今年は水不足でお米の出来が心配です。8月18日はお米の日だそうです。そこで、水不足とお米の出来、不出来の関係についてChatGPTに聞いてみました。

答えは以下の通り。

はい、解説しますね。水不足と米の収量・品質(出来不出来)には非常に密接な関係があります。

1. 稲作と水の関係

  • 水田稲作は、畑作と異なり常に「湛水(たんすい)」状態を保つことが基本です。
    → これは雑草抑制や病害虫防除、地温安定、栄養吸収の安定化など、多くの役割を果たしています。
  • 稲は発芽から登熟までの各段階で、十分な水を必要とします。特に 分げつ期(株を増やす時期)登熟期(米粒が充実する時期) に水が不足すると、収量に大きく影響します。

2. 水不足がもたらす影響

(1) 生育段階ごとの影響

  • 苗期・分げつ期:水不足で根が十分に張れず、分げつ数が減少 → 穂数不足につながる
  • 出穂期:開花・受粉が阻害され、不稔(実らない籾)が増える
  • 登熟期:光合成とデンプン蓄積が滞り、米粒が小さい・白濁するなど品質低下

(2) 品質面

  • 粒が小さい・割れやすい → 精米後の歩留まり低下
  • 白未熟粒・乳白米の増加 → 見た目や味が悪化
  • タンパク質割合が上がる → 食味(粘りや甘み)が落ちる

3. 気候変動との関わり

近年は夏季の高温少雨の影響で、水源(河川やダム)の水位が下がり、取水制限が行われる地域も増えています。

  • 高温そのものも「登熟不良」を起こしますが、水不足と重なるとさらに深刻化。
  • 特に日本のように稲作を広く行う国では、猛暑+渇水=米の不作 というパターンが近年目立っています。

4. 対策の工夫

  • 品種改良:乾燥に強い稲(深根性、耐旱性)や高温に強い稲の育種
  • 水管理
    • 「間断かんがい」(完全に水を切らさずに、乾湿を繰り返す方法)で水を節約
    • 用水路の効率化や水の共同利用
  • 耕作選択:渇水リスクの高い地域では水稲から畑作への転換を検討するケースもある

まとめると
水不足は稲作のほぼすべての段階で収量と品質に悪影響を及ぼします。特に登熟期の渇水は「粒が小さい・品質低下」を引き起こしやすく、近年の気候変動で問題が深刻化しています。そのため、水管理技術や耐旱性品種の導入が今後ますます重要になります。

なるほど、獲れるお米の数が減るだけでなく、一粒が小さくなり、味も粘りや甘みが落ちるのですね。新米よりも備蓄米の方が美味しいということもあるかもしれません。過去の日本の不作事例について聞いてみました。

答えは以下の通り。

いいですね。日本の稲作は「水管理」に大きく依存しているので、過去の渇水はしばしば「米の不作」につながりました。代表的な事例を紹介します。

1. 昭和の代表的な渇水不作

● 1967年(昭和42年)西日本渇水

  • 西日本各地で深刻な渇水。香川・愛媛などではダムや河川の水源が枯渇し、給水制限も実施。
  • 稲作では十分に水を張れず、「穂数不足」や「登熟不良」 が発生。
  • 四国・中国地方を中心に米の収量が大幅減少。

● 1978年(昭和53年)四国の大渇水

  • 四国全域で水不足が深刻化し、「高松渇水」として有名。
  • 上水道の断水が相次ぎ、農業用水も大きく制限。
  • 水田は干上がり、穂が出ない/実らない 田が続出。
  • 香川県では「米の作柄指数」が70台まで落ち、不作年として記録。

2. 平成以降の事例

● 1994年(平成6年)「平成の米騒動」

  • この年は「冷害+渇水」という二重の打撃。
  • 東北地方では低温で稲が実らず、西日本では猛暑・渇水で水不足。
  • 全国的に作況指数が 74(著しい不作) まで落ち、戦後最悪レベル。
  • 米不足でタイ米などの輸入米が急きょ導入され、社会問題になった。

● 2013年(平成25年)西日本の渇水

  • 西日本で降雨が少なく、特に四国地方では再び農業用水不足。
  • かんがい制限が続き、香川県や徳島県では水稲収量が減少。
  • 全国規模の不作ではなかったが、地域的な打撃は大きかった。

3. 近年(令和以降)の傾向

  • 2020年代は「局地的豪雨」と「長期的渇水」が極端化。
  • 2022年、北陸地方で渇水により田んぼの水張り制限が実施され、稲の初期生育に影響。
  • 2023年以降も「猛暑+渇水」の組み合わせが増え、特に**登熟期の品質低下(白未熟粒増加)**が報告されている。

まとめ

  • 渇水による米の不作は 1978年の四国渇水1994年の平成の米騒動 が象徴的な大事件。
  • 特に1994年は「冷害」と「渇水」が重なり、戦後最大級の米不足を招いた。
  • 近年は全国規模の「米騒動」までは至っていないものの、猛暑・渇水で地域的な不作や品質低下が頻発。

なるほど、備蓄米制度は、これらを教訓に始まったのでしょうか?ChatGPTに聞いてみました。

答えは以下の通り。

はい、とても良い視点です 👍
日本の「備蓄米制度」は、まさに 米の不作(特に1993年~1994年の“平成の米騒動”) をきっかけに制度化されました。流れを整理しますね。

1. 背景:米不足の歴史的経験

  • 戦後直後、日本は食糧難で「食糧管理制度」により政府が米を一元管理。
  • 1960年代以降は生産過剰気味となり「減反政策」が導入。
  • ところが、1993年(平成5年)冷害+渇水 で米の収量が激減(作況指数74、戦後最悪)。
  • 翌1994年は米不足が深刻化し、政府がタイ米などを緊急輸入 → 消費者から不評(「タイ米騒動」)。
  • この経験から「国内の安定供給を守るための制度的備え」が必要と認識されました。

2. 備蓄米制度の発足

  • 1995年(平成7年)食糧法(食糧の安定供給確保に関する法律)施行
    • 食管法(食糧管理法)が廃止され、市場原理を重視する仕組みに転換。
    • その一方で、米不足に備えて 「政府が一定量を備蓄する制度」 が導入された。
  • これが現在の 政府備蓄米制度(古米備蓄制度) の始まり。

3. 制度の仕組み

  • 政府は毎年、主食用米から 約100万トン程度を備蓄 する。
  • 備蓄方法は「古米繰り替え方式」:
    • 新米を備蓄 → 数年後に放出(学校給食、加工用、援助など)
    • 放出した分は再び新米を備蓄する
  • こうして常に一定量(約100万トン前後)の「新しい備蓄米」を確保。
  • 主な役割は
    1. 不作時の安定供給
    2. 市場価格の急騰抑制
    3. 災害・緊急時の食料安全保障

4. 現在の位置づけ

  • 現在も農林水産省が「政府備蓄米」を毎年買い入れ。
  • 主に災害備蓄や学校給食用、海外援助(ODAの食糧援助)にも活用。
  • 量は時期により変動しますが、おおむね 100万トン規模 が維持されています。

まとめると
備蓄米制度は、1993~94年の「平成の米騒動」で国民生活が混乱したことを教訓に、1995年の食糧法で正式に導入されました。以降、政府が毎年100万トン前後を備蓄し、不作や災害時の安定供給を支える仕組みとなっています。

なるほど、備蓄米は約100万トンですが、そもそも日本では毎年何万トンのお米が獲れるのでしょうか?

答えは以下の通り。

いい質問です。日本の米の収穫量(生産量)は、戦後から減反や人口減少を経てだんだん減ってきています。

1. 戦後から現在までの流れ

  • 1960年代~70年代
    → 年間 1,300~1,400万トン(玄米換算)を生産。人口増と食生活の中心が米だったため。
  • 1980年代
    → 需要減少と「減反政策」により 1,200万トン前後
  • 2000年代
    → 米離れの進行で 900~1,000万トン台
  • 2020年代(最近)
    → 年間 700~800万トン程度 が標準的な収穫量。

2. 直近の数字

農林水産省の統計(作況調査)によると:

  • 2020年(令和2年):約 754万トン
  • 2021年(令和3年):約 775万トン
  • 2022年(令和4年):約 742万トン
  • 2023年(令和5年):約 728万トン
    👉 近年は 730~780万トン が目安。

3. 必要量との関係

  • 日本人の年間米消費量は 1人あたり約50kg(玄米ベース)
  • 人口約1.2億人 → 600万トン程度あれば国内需要をまかなえる
  • 実際には 730~780万トン獲れているので、余剰分は「備蓄米」「加工用」「輸出」「飼料用」に回される。

まとめると
現在の日本では、毎年 約730~780万トン の米が収穫されています。需要(約600万トン)を上回るので、余剰分を備蓄や輸出に振り分けてバランスを取っている状況です。

なるほど、お米の需要を十分上回る分は獲れているのですね。それでは平成の米騒動のときはどうだったでしょうか?

答えは以下の通り。

はい、平成の米騒動(1993年冷害~1994年の米不足)のときの収穫量を整理します。

1. 1993年(平成5年産米)

  • 記録的冷夏+日照不足+台風被害
  • 全国平均の作況指数:74(著しい不良)
  • 収穫量(玄米ベース):約777万トン
    • 平年並み(約1,000万トン)より 約220万トン減少
    • 東北・北海道の打撃が特に大きく、ほとんど穂が実らなかった地域もあった。

2. 1994年(平成6年)

  • 需要量(当時は 約1,000万トン超)に対して国内生産が不足。
  • 政府はタイ米・中国米などを緊急輸入(約250万トン規模)。
  • この輸入米が食味や調理法の違いから消費者に受け入れられず、社会問題化 → 「平成の米騒動」と呼ばれた。

3. 比較の視点

  • 令和の米騒動(2023年産:約728万トン)よりも、
    平成5年産(777万トン)は当時の需要量が1,000万トン以上だったため、深刻度が段違い
  • 収穫量だけを比べると「令和の方が少ない」のですが、
    平成当時は需要が大きく → 本当に量が足りない 状況、
    令和は需要減少(600万トン程度)で → 品質の問題で騒動化

まとめ

  • 平成5年産(1993年)の米収穫量は約777万トン
  • 平年比大幅減で国内需要を満たせず、輸入米導入 → 平成の米騒動に発展。

なるほど、平成の米騒動のときは今よりも需要がかなり大きかったので問題になったのですね。令和では品質の問題で騒動になるようです。政府の米増産に舵をきらなければならないというのは間違いで、後継者不足解消や品種改良、水管理技術の向上に力を入れるべきですね。

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